以前にもお話させていただいた内容なのですが、「運動」と「食事」は切っても切れない関係性にありますので、またお話させていただければと。
≪運動+食事≫
「痩せるために運動をしてはいけない」
いきなりなんだよって感じですが、大事な言葉です。
現代の科学では、「運動だけでは痩せられない」が常識になっております。
運動で消費されるカロリーは、消費カロリー全体の30%にも満たないため、食事を改善しない限り、体脂肪を減らすのはまず不可能だと思った方がいいみたいです。
ですので、「運動+食事」で考えていく必要があります。
もちろん痩せる目的以外で運動している人にも食事とセットで考えることは大事ですのでね!
体にいいものを食べよう
以前のブログで「運動とうつ」に関して簡単に触れさせていただきましたが、より効果をあげるためには、やはり食事も大事になってくるみたいです。
たくさん魚を食べる国では躁うつ病の発病率が低いんだと。
週に1度魚を食べる人は、1年間の認知力の衰えが10%少ないとも言われています。
1週間に3回、魚油を含む食品を食べていた人は、認知症になる確率がそうでない人の半分ほどなんだそう。
これはオメガ3脂肪酸が血圧とコレステロール値を下げ、神経の炎症を予防し、免疫力とBDNFレベルを上げるからなんですね。
タイミングよくタンパク質摂取
タンパク質を効率よく使用するには、食事の摂取タイミングも大事になってきます。
タンパク質が筋肉に吸収されるためには「成長ホルモン」が必要です。
運動後、特に筋力トレーニングをした直後の2時間程は、成長ホルモンが多く分泌されている状態です。
この間にタンパク質を摂取すると、成長ホルモンの作用によって筋肉の修復にタンパク質が使われる割合が高まります。
ファスティングは運動と同様の効果あり
絶食には運動と同じようなBDNF増大効果があるといわれています。
糖分の供給が絶たれると、脂肪が分解されてできる「ケトン体」が脳のエネルギー源として代わりに使われるようになります。
このケトン体がBDNFを増やす作用があるというんですね。
ファスティングと運動を組み合わせると相乗効果がありそうですね。
ですが、ファスティングも運動も極端にしてしまうと、逆に体に害を及ぼす可能性もありますので、ほどほどにお願いしますね。
【まとめ】
・たくさん魚を食べる国では躁うつ病の発病率が低い
・運動後、特に筋力トレーニングをした直後の2時間程は、成長ホルモンが多く分泌されている状態
;この間にタンパク質を摂取すると、成長ホルモンの作用により筋肉の修復にタンパク質が使われる割合が高まる
・絶食には運動と同じようなBDNF増大効果がある
【クイズ】
Q1:たくさん魚を食べる国では躁うつ病の発病率が低い。〇か×か。
Q2:運動後の成長ホルモンの分泌のピーク時間として正しいのは以下のうちどれか。
①1時間 ②2時間 ③3時間
Q3:絶食には運動と同じようなBDNF増大効果がある。〇か×か。
回答
Q1の正解:〇
週に1度魚を食べる人は、1年間の認知力の衰えが10%少ない
1週間に3回、魚油を含む食品を食べていた人は、認知症になる確率がそうでない人の半分ほど といわれております
Q2の正解:②
運動後、特に筋力トレーニングをした直後の2時間程は、成長ホルモンが多く分泌されている状態です
Q3の正解:〇
その通りです
今回は、「運動」と「食事」に関してみてきました。
かなり短めです。ごめんなさい。
次回は、休むことも運動のひとつだということを簡単にお話できればと思います。
次回もよろしくお願いします。
『健康情報を手に入れて、今日も健やかに楽しく過ごしていきましょ~。ではまた。』
【参考文献】
『最高のパフォーマンスを実現する超健康法』メンタリストDaiGo著
『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』鈴木 祐著
『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』ケリー・マクゴニガル著
『脳を最大限に活かす究極の運動法』久賀谷 亮著
『運動脳』アンデシュ・ハンセン著
『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』ジョンJ・レイティ/エリック・ヘイガーマン著
『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』中野ジェームズ修一著
『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』鈴木 祐著
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