今回は、健康には「食」が大事であるということをお話させていただければと思います。
≪健康には「食」が大事≫
健康な体を手に入れるためには、やはり『食事』『睡眠』『運動』が欠かせません。
さまざまな書籍や文献でも、同様な文言は多数みつかります。
いくつか紹介させていただきますね。
「健康を守るためのシンプルな4つの生活習慣を続けるだけで、慢性疾患の予防に高い効果をもたらすことができる」と。
その4つとは、『タバコを吸わない』『肥満にならない』『1日30分は運動する』『健康的な食生活を送る(野菜、果物、全粒穀物を多く摂り、肉を減らす)』です。
他の報告では、「3つの基本的な生活習慣を守るだけで、死亡率が大幅に下がる」と。
その3つとは、『禁煙』『健康的な食生活』『十分な運動』です。
『健康的な食生活』は共通していますね。
こんな感じで、やはり食事は大事という報告は数多。
やはり「食」は大事ですし、食事って楽しいですもんね。
おいしく食べられて健康になれたら、もう幸せ以外の何物でもないですよね。
しかし、そんな「食」を愚かにしてしまっている人が多いこのご時世。
「食」への意識が低いこの時代に、食への意識を高めていきたいと思っている今日この頃の私…。
≪食への意識が足りない≫
現代人には「食事」への投資の意識が足りないと思っております。
と、カッコつけたことを言いましたが、学生時代や社会人の初めの頃の私も「食」への意識はあまり高くはありませんでした。
料理するのが面倒くさくて、コンビニ弁当やカップラーメンを食べるなんてざらにありました…。
すいません…。でも心を入れ替えたのでお話させてください。
最近では、食べ物はコンビニやスーパーで手軽に手に入るうえ、袋を開けるだけですぐに食べられて、それなりの満足感を得られるような食品が数多く存在します。
しかもこれらの加工食品やファストフードなどは精製された食材を多く含んだものばかり。
そのような食品ばかりを食べ続けていると、体にとって本当に必要な栄養素が不足して、不必要なものが過剰な状態に陥ってしまいます。
また、このような食品は精製された食材を多く含むので、GI値が高い食品とも言えます。
GI値とは、食後血糖値の上昇度を示す指数のこと。
数値が高いと、消化・吸収が速く、血糖値を上げやすい食品ということになりますので、GI値が高い食品ほど急激に血糖値を上げます。
そうすると、体はインスリンを大量に分泌し、今度は血糖値を急激に下げようと働きます。
それにより、血糖値が乱高下して、だるさや眠気、イライラを引き起こすというような事態になってしまいます。
他にも、血糖値の急高下や腸内環境の悪化、ミネラルの不足はメンタルにも悪影響を与えると言われていますので、良いことは全くありません。
GI値に関しては、次回にでも書いてみようかなと思います。
「人間」を破滅へと導く食環境
加工食品に関してもう少し。
加工食品は美味しくてなんぼ。
そのために、製造過程でさまざまな健康には程遠い加工がなされてしまっています。
まずは、製造過程でトランス脂肪酸が多く使われていること。
工業的に製造されたトランス脂肪酸が、現在あるすべての脂肪の中で最も危険だという点で、健康管理の専門家の意見は一致しております。
トランス脂肪酸の人体への害は大きいので、なるべく避けたいところ。
脂肪の摂取は大事な点ですので、またあとでまとめたいと思います。
その他としては、食物繊維。
繊維の比率が低いと、食べ物はおいしくなるとのこと。
食品をおいしくするために、加工の段階で食物繊維が取り除かれてしまっているわけですね。
食物から繊維を取り除くということは、食欲のブレーキを切ってしまうようなもの。
加工食品を食べると、余計に食欲が増してきてしまうことありますもんね。
それから、大規模な抽出機械が食物繊維とともに葬り去るもう1つのものが、微量栄養素。
微量栄養素とは、微量ながらも人の発達や代謝機能を適切に維持するために必要な栄養素であるビタミンやミネラルを指します。
体の機能維持に必要な栄養素まで抜き取られてしまっているなんて…って感じですよね。
現在は、加工食品も健康志向のものが出てきてはおりますが、そんなに積極的に摂取するべきものではないのではないかと僕は思います。
個人的な意見ではありますが…。
大人の「食」が子どもの「食」に影響を与える
子ども時代の食の嗜好は一生ついてまわり、そのまた子どもにも引き継がれる可能性があると言われております。
ですので、お子さんがいる方は、子どもの食事に気を遣ってあげてください。
みなさんが子どもに与えた食の嗜好が、子どもの将来を決めると言っても過言ではないですからね。
…。キツイこと言ってすいませんでした。
偏った食事と病気の関係
このようにして、栄養素の足りない、かつ栄養素の偏った食事をしていると病気につながってしまいます。
栄養の偏りによって起こりやすいといわれているのが「高血圧」「心臓疾患」「糖尿病」の3つの疾患です。
その他にも、全身疾患やメンタルなどにも影響する「食」ですので、今一度食事内容を見直してみるのはいかかでしょうか。
【まとめ】
・健康には「食」が大事
・加工食品は悪いアブラであるトランス脂肪酸が使われている
・加工食品は、食物繊維や微量栄養素が抜き取られている
・子どもの時代の食の嗜好は一生ついてまわる
・栄養の偏りによって起こりやすいと言われているのが…
「高血圧」「心臓疾患」「糖尿病」
【クイズ】
Q1:加工食品に含まれる悪いアブラとして名高いアブラは以下のうちどれか。
①飽和脂肪酸 ②不飽和脂肪酸 ③トランス脂肪酸
Q2:加工食品から抜き取られてしまっている大事な栄養素はどれか?
①トランス脂肪酸 ②食物繊維 ③人工甘味料
Q3:子ども時代の食の嗜好は大人になればすっかり消え去る。〇か×か。
回答
Q1の正解:③
製造過程でトランス脂肪酸が多く使われております
Q2の正解:②
加工食品からは、食物繊維や微量栄養素が抜き取られてしまっています
Q3の正解:×
子ども時代の食の嗜好は一生ついてまわり、そのまた子どもにも引き継がれる可能性があると言われております
今回は、健康には「食」が大事ですよ!ということを書いてみました。
次回は、先程少し触れさせていただいたGI値についてみていこうと思います。
「食事」に関して書き始めて2回目にして、さっそく脱線ですいません。
次回もよろしくお願いします。
『健康情報を手に入れて、今日も健やかに楽しく過ごしていきましょ~。ではまた。』
【参考文献】
『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』満尾 正著
『食欲人』デイヴィッド・ローベンハイマー著
スティーヴン・J・シンプソン著
『食事のせいで、死なないために』マイケル・グレガー/ジーン・ストーン著
『人生が変わる 神レシピ』メンタリストDaiGo/つっしー著
『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』鈴木 祐著
『EAT-最高の脳と身体をつくる食事の技術』ショーン・スティーブンソン著
『死ぬまで若々しく健康に生きる老けない食事』スティーブン・R・ガンドリー著
『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』アイザック・H・ジョーンズ著
『細胞が生き返る 奇跡の「脂」食革命』ジョセフ・マーコーラ著
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