今回は、睡眠障害による弊害に関してみていこうと思います。
【睡眠障害による弊害】
睡眠障害を抱えている人は、星の数ほど…
これは全然言い過ぎでもなんでもない状況となってしまっています。
競争社会や管理社会のストレス、情報過多・コミュニケーション過多による複雑でナーバスな人間関係など、本来必要な睡眠を妨げる要素があふれているのが、この世の中。
なんとまあ悲しい現実。
睡眠障害とは
厚生労働省「生活習慣病予防のための健康情報サイト」によると、
『睡眠に関連した多種多様な病気の総称。大きく分類すると、不眠症・過眠症・睡眠時随伴症がある。』
と記載されております。
睡眠障害の中で最も多いのが、不眠症。
不眠症とは、その人の健康を維持するために必要な睡眠時間が、量的あるいは質的に低下し、そのために社会生活に支障をきたしたり、自覚的にも悩んでいる状態をいいます。
過眠症とは、日中に過剰な眠気がおきる状態をさします。
仕事や学習など日常生活に支障をきたすような場合には、病的と考えられます。
睡眠時随伴症は、睡眠中におきるねぼけ行動をさします。
日本人の睡眠時間は世界最下位
唐突ですが、日本人の睡眠時間ってどれくらいか知っていますか?
2018年OECD(経済協力開発機構)による加盟33カ国の平均睡眠時間調査では、平均睡眠時間が最長だったのは、南アフリカの553分(9時間13分)でした。
それに対して、日本の平均睡眠時間は442分(7時間22分)で最下位…。
OECD「Gender Data Portal 2019」調べでも、OECD加盟国のうち、日本人の睡眠時間はワースト1位だったそうです。
やはり最下位というのはあまりうれしいものではないですよね…。
OECDの調査によれば、毎晩6時間未満しか眠れていない人が全人口の4割を占めるなんて結果もあるみたいで。
世界で一番眠れていない日本人は、どうしてこんなにも睡眠時間が短いのでしょうか。
日本の場合、起床時間は平均水準だが、入眠時間がとにかく遅いというのが要因なんだそう。
また、フランスやアメリカと比較して、睡眠時間も睡眠の質に対する満足度も低いんだとか。
深刻な状況であることには変わりないみたいですね。
【まとめ】
・睡眠障害は大きく分類すると、不眠症・過眠症・睡眠時随伴症がある
・日本人の睡眠時間は世界最下位
・日本人は、睡眠時間も睡眠の質に対する満足度も低い
【クイズ】
Q1:睡眠障害は大きく分類すると、不眠症・過眠症・睡眠時随伴症がある。〇か×か。
Q2:日本人の睡眠時間は世界最高位である。〇か×か?
Q3:日本人は、睡眠時間も睡眠の質に対する満足度も高い。〇か×か。
回答
Q1の正解:〇
その通りです。
Q2の正解:×
残念ながら世界最下位です。
Q3の正解:×
フランスやアメリカと比較して、睡眠時間も睡眠の質に対する満足度も低いとの報告があります
今回は、睡眠障害による弊害に関してみてきました。
短くてすいません。
次回以降で、脳への影響・体への影響・人間関係への影響・仕事への影響などを何回かにわたってみていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
『健康情報を手に入れて、今日も健やかに楽しく過ごしていきましょ~。ではまた。』
参考文献
『よく眠るための科学が教える10の秘密』リチャード・ワイズマン著
『スタンフォード式 最高の睡眠』西野 精治著
『賢者の睡眠 超速で脳の疲れを取る』メンタリストDaiGo著
『一流の睡眠』裴 英洙著
『睡眠こそ最強の解決策である』マシュー・ウォーカー著
『世界の最新論文と450年企業経営者による実践でついにわかった 最強の睡眠』西川 ユカコ著
『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』ショーン・スティーブンソン著
『最高の体調』鈴木 祐著
『ぐっすり眠る習慣』白濱 龍太郎著
『世界最高のスリープコーチが教える 究極の睡眠術』ニック・リトルヘイルズ著
『Sleep,Sleep,Sleep』クリスティアン・ベンディクト著 ミンナ・トゥーンベリエル著
『最高のリターンをもたらす超・睡眠術 30のアクションで眠りの質を高める』西野 精治著 木田 哲生著
『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』鈴木 祐著
『眠る投資 ハーバードが教える世界最高の睡眠法』田中奏多著
『熟睡者』クリスティアン・ベンディクト著 ミンナ・トゥーンベリエル著
厚生労働省「生活習慣病予防のための健康情報サイト」
コメント