運動の効果を上げる+α

運動

前回は運動の効果を上げる「場所」と「タイミング」に関してみました。

今回は運動の効果を上げる方法を「コーヒー」と「音楽」に着目してみていこうと思います。

≪運動+コーヒー≫

コーヒーは脂肪を燃焼させる

運動とコーヒーの相性がいいことは意外かもしれませんが事実なんだと。

運動前にコーヒーを飲むと、運動パフォーマンスが向上すると言われていますし、運動後にコーヒーを飲むと、筋肉疲労からの回復がスムーズに進むと言われています。

また、コーヒーの他の効果として有名なのは、「脂肪を燃焼しやすくしてくれる」です。

この効果を担っているのは、コーヒーに含まれる「カフェイン」「クロロゲン酸」の2つの成分になります。

まずは「カフェイン」から。

カフェインはわれわれの基礎代謝を刺激し、体内でのエネルギー消費を促進してくれます。

実際に研究でも、カフェインを摂取して運動した人のほうが、摂取していない人に比べてより多くのカロリーを消費したと報告されています。

つづいて「クロロゲン酸」。

クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、脂肪燃焼を促進する効果があります。

また、抗酸化作用も持ち合わせており、体内の活性酸素を取り除くことによって、老化や免疫機能の低下を防いでくれます。

これら2つの成分の効果が運動の効果に上乗せされれば、相乗効果により「脂肪を燃焼しやすくしてくれる」のは間違いないでしょう。

念のためお伝えしておきますが、基本的には“ブラック”で飲んでくださいね。

砂糖やミルクは余分なカロリーになってしまいますので。

コーヒーはIQを上げる!?

脚力とIQ(知能指数)は比例するといわれています。

なぜかというと、脚を鍛えることによって血液が体の中をめぐる効果が高まるため、代謝が上がり、脳に血液がたくさん流れて判断能力が上がるからですね。

この脚力の向上に寄与してくれるのがコーヒー。

コーヒーに含まれるカフェインが下半身の筋トレの効果をアップしてくれるんだとか。

体重1kgあたり6mgのカフェインをとるといい(;カップ1杯のコーヒーで100mgくらいなので、3杯くらい飲めば必要量を摂れる)と言われております。

飲むタイミングとしては、下半身の筋トレを始める30分前にとると効果が高まるそうです。

≪運動+音楽≫

効果がアップ!運動時に聞くべき音楽

音楽を聴くことも運動の効果に寄与していると。

音楽を聴きながら運動している方も多く見かけますので、運動と音楽は感覚的に相性がいいのかなぁと僕も感じてはおりました。

ですが、男性のみなさん、ごめんなさい。先に謝っておきます。

男性は音楽を聞かないほうがいいみたいです。

なぜなら、ある特定の音楽を除いて、音楽を聞くと男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が下がると言われているからです。

テストステロンが著しく下がると、メンタルが悪化したり、やる気が出なくなったりして、慢性疲労が起こりますので、男性の場合は注意が必要です。

対して女性の場合は、ほぼすべての曲でテストステロンが上がるといわれていますので、女性の場合は好きな音楽をかけて問題なさそうです。

ただし、男性が音楽を聞くことのメリットもいくつか挙げられておりますのでご心配なく。

・筋肉を分解するといわれるコルチゾールの分泌を下げてくれる

・単純作業の効率を上げてくれる

・認知機能や生産性を高めてくれる

このような効果がありますので、男性は運動の前後に音楽を聞くといいのではないでしょうか。

運動中は運動に集中し、運動前後で音楽を楽しみましょう。

ここで認知機能の向上に関してもう少し。

これは脳の『ミラーニューロン系』の活性化がおこっているからなんだと。

音楽が脳のミラーニューロン系を活性化させることで、ほかの人が思っていることや感じていることを認識し、理解しやすくなるみたいです。

パワーソングの選び方

音楽は中強度の運動の疲労感を和らげる効果があり、運動が少し楽に感じられ、楽しい気分にしてくれるんだとか。

ただし、高強度の運動がつらくなってきたときは、音楽を聴いても疲労感自体は緩和されないとのこと。

そのかわり、つらさの解釈の仕方が変化して、体の不快感にポジティブな意味を見いだせるようになります。

運動の強度などに合わせて音楽を調整してみてください。

【まとめ】

・運動前にコーヒーを飲むと、運動パフォーマンスが向上する

運動後にコーヒーを飲むと、筋肉疲労からの回復がスムーズに進む

・コーヒーの他の効果としては、「脂肪を燃焼しやすくしてくれる」

 ;この効果を担っているのは、「カフェイン」と「クロロゲン酸」

・カフェインは基礎代謝を刺激し、体内でのエネルギー消費を促進する

・クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、脂肪燃焼を促進する効果がある

・コーヒーに含まれるカフェインが下半身の筋トレの効果をアップしてくれる

・下半身の筋トレを始める30分前にとると効果が高まる

・男性は運動中は音楽を聞かないほうがいい

 ;ある特定の音楽を除いて、音楽を聞くとテストステロンの分泌量が下がる

・男性は運動の前後に音楽を聞くといい

・女性の場合は好きな音楽をかけて問題なさそう

【クイズ】

Q1:コーヒーは眠気覚まし以外には効果はない。〇か×か。

Q2:コーヒーの「脂肪を燃焼しやすくしてくれる」効果を担う成分として間違っているのは以下のうちどれか。

 ①トリゴネリン ②クロロゲン酸 ③カフェイン

Q3:運動する際は、男女関係なく音楽を聴いた方がいい。〇か×か。

回答

Q1の正解:×

 眠気覚まし以外にも、有名なところとしては「脂肪を燃焼しやすくしてくれる」効果

 他にも多数健康効果は報告されています

Q2の正解:①

 効果を担っているのは、「カフェイン」と「クロロゲン酸」になります

 トリゴネリンは血管機能改善作用のある成分です

Q3の正解:×

 男性の場合はある特定の音楽を除いて、音楽を聞くとテストステロンの分泌量が下がるので運動中は音楽を聞かないほうがいい

 聴くなら男性は運動の前後がいい

女性の場合は好きな音楽をかけて問題なし

今回は、運動の効果をあげる「コーヒー」と「音楽」に関してみてきました。

次回は、運動を継続するためのコツを簡単にお話していこうと思います。

次回もよろしくお願いします。

『健康情報を手に入れて、今日も健やかに楽しく過ごしていきましょ~。ではまた。』

【参考文献】

『最高のパフォーマンスを実現する超健康法』メンタリストDaiGo著

『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』鈴木 祐著

『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』ケリー・マクゴニガル著

『脳を最大限に活かす究極の運動法』久賀谷 亮著

『運動脳』アンデシュ・ハンセン著

『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』ジョンJ・レイティ/エリック・ヘイガーマン著

『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』中野ジェームズ修一著

『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』鈴木 祐著

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